議長(片山仁君)
次は、順序に従いまして吉田君。

◆(吉田政司君)
本日もいよいよ最後になりまして大変お疲れのことと思いますけども、簡潔に行いますので、いましばらく御清聴よろしくお願い申し上げます。
さて、通告に従いまして、最初に国内の他都市との交流についてお伺いいたします。
現在、海外の都市との姉妹縁組は昨年私も参加さしていただきましたサンノゼ市など4都市あります。海外の都市との交流は民族、主義、主張を超えて友情の輪を広げておくことにより社会平和への重大な基礎づくりの上で意義があります。
一方、国内の都市交流は観光、経済、文化を土壌にした人の動きの中で地域を活性化させる意義を持っております。
今まちづくりを考えるとき、何が基本になってくるのでありましょうか。それは人と人を結びつけることではないかと指摘する識者もおります。
すなわち、次の項目で取り上げます新総合福祉センターにおきましても、高齢化社会の対応について公的な場で解決することが今もって困難であり、結局私的に個人的に解決しなくてはならないというのが現状であり、その支援体制をつくろうというのが趣旨ではないかと思います。
このようにもう明治維新から、もしくはそれ以前から続いてきた、高度成長社会から取り残されたもの、忘れてきたものに目を向けていかなければ、これからの時代を模索していくことはできないのではないかと思うものであります。それが地域社会の中で共同して助け合って生きていくことではないか。それが人と人をつなげていく作業であると思います。
少々理屈っぽくなりましたが、この人と人を結びつけていく一つの方法として私は国内の都市との交流が今改めて重要になってきていると思うのであります。
昨年の6月定例議会において我が党の内田議員からもJR各社の主要都市との都市交流の提言がありました。最近の会議録を調べましても、60年の6月定例議会において景山議員からは北海道釧路市と、これはタンチョウヅルを縁として観光物産課においておつき合いをしているわけでありますが、正式に提携してはとの提言がありました。そのほかにもこの2、3年で何人かの方が取り上げておられます。この各議員からの提案に対しての当局の答弁は、一貫して、全市民的な機運の盛り上がりを待ってとか、今後の検討課題、の繰り返しでありまして、一体その後の市民の盛り上がりはどうなっているのか、どのような状態が全市民的な盛り上がりなのか、説明をしていただきたいものであります。
そこで、現在の国内都市との交流の現況はどうなのか、お聞かせ願います。
次に、百年河清をまつではありませんが、むしろ当局の方がはっきりしたビジョンを示さないと事は進まないと思います。市長もコンベンションシティー岡山づくりのためにも積極的に努力したいとの御答弁もあったようですし、この際具体的な指針を示していただいてもよいのではないかと思います。
続きまして、先般中間報告のありましたインフィニティーシルバープラン岡山推進計画についてお伺いいたします。
昨年リーディングプロジェクトに指定されて、新総合福祉センター構想も長年の懸案であった桑野に決まり、一挙に実現の方向に動いております。中間報告も出され、先日も各種団体との懇談会が持たれたようであります。
そこで、この中間報告について要望も兼ねながら何点かお伺いいたします。
その1、まず地域福祉システム形成といいますのが大きなテーマとなっております。その中でも地域福祉の一環として在宅福祉サービスの形成があります。施設の不足、また本人の希望もあって、在宅者への介護は報告にあるとおり大変大きな課題であります。以前の質問でも取り上げましたが、特に介護者への援助が課題であります。その意味でこの在宅福祉サービスシステムの形成には大きな期待を持っている1人であります。ただ、この報告を見ますと、広く一般高齢者へのホームヘルプ活動は有料となっておりますが、いわゆるボランティア活動との関連はどのようになっているのか、お伺いいたします。
その2、地域センターを中心にした地域の広がり、福祉のコミュニティー生活圏とした新しい福祉区として設定するとありますが、この福祉区と現在の福祉事務所との関係はどうなるのか、お伺いいたします。
また、地域センターの発表の時期も早期に、また同時にすべきだと考えますが、いかがでありましょうか、当局の御所見をお伺いいたします。
その3、先日の懇談会でも多くの意見があったようですが、夜間開放、年中無休等はどうするのか、お伺いいたします。
中間報告では女性に期待するように言われておりますが、当然男性の中にもボランティア活動に参加を希望する方もおられます。仕事が終わってから、また休日などに活動できるようにするためには、どうしても夜間開放、年中無休体制が必要になってくると思います。
その4、この施設は市民と行政が一体となって施策を展開するとなっておりますが、そうなりますと管理運営体制が問題になってくると思いますが、どのようにお考えか、お伺いいたします。

その5、今回の計画は保健、福祉、生涯学習、婦人行政等を総合的かつ統合的に展開することが可能な先進的施設を目指しておりますが、そこで問題となりますのが総合的な総合相談窓口であります。
各施設のネットワーク化も目指しているようでありますが、とかく利用する側からいいますと一体どの施設が何をしているのかさっぱりわからないというのが実感であります。私などもいまだにわからないものがたくさんございますが、例えば県立の総合社会福祉センター、県の総合福祉会館、福祉文化会館、総合文化センターなどなど、総合、文化、福祉、社会という言葉を、文字を順列組み合わせて並べてかえるだけで建物の名称ができております。その他のものにもまだまだあると思います。そこにもってきて県立だとか市立だとかと言われましても、利用する側の方としては大変不便でありまして、一体どこへ行けばよいのか、またどこで聞けばよいのか。この窓口も一本化して、そこで何でもわかるようにしてもらいたいものであります。 そこで、県の総合相談窓口と関連して、統合的という立場からどのようにお考えか、お伺いいたします。
その6、利用しやすいということに関連いたしまして、わかりやすい名称にする必要があります。
そこで、今回の施設も市民から公募で名称を募ってはどうでありましょうか。
最近ではトマト銀行等というものも出てくる時代であります。これなんかは親しみやすいですが、中身がわからないということもなくはありませんけども、市民に親しまれながらも市民にわかりやすい、そんな名称にしていく必要があると思います。
その7、この項目最後になりますが、このセンターがこの地域、すなわち桑野地区でございますが、まちづくりを行う上で先導的な核施設となり得るとありますが、当局はこの地域の将来性についてどのようなお考え、ビジョンをお持ちか、お伺いいたします。
次に3番目、高齢者福祉対策について伺います。
まちに欲しい施設は何かといいますと、今話題になっておりますチボリ公園も大事ではございますが、そういった市のシンボル的なものではなく、いわゆるちょっと歩いていける町内の公園という声が依然として多いようであります。西川緑道公園にしましても、これは地域エゴで見ているという声もあるかもしれませんが、あのすばらしい緑道公園も人気はいま一歩であります。なぜなら、ちょっと歩いていけないからであります。その意味で市のシンボル的な公園の整備、建設のみでは市民は納得いたしません。そこで地域の公園にもっともっと力を入れていただきたいのであります。
現在では予算の面から市が公園をつくるのが大変困難であるため、ちびっ子広場の制度がございます。地域の遊休土地を利用しての公園でありますが、この制度にのっとって老人広場の名称の制度はできないのか、お伺いいたします。触れ合い広場などもありますが、実際にはなかなか子供とお年寄りが一緒に楽しめる、そういった広場というのはありません。例えば、広場の一方でゲートボールをしていて、片方では小さい子供が遊んでいる場合もあります。私もゲートボールのボールを打ったことがありますが、かなり重いボールで、これが子供にでも当たったら大変な大けがをしてしまいます。ゲームに熱中しているときなどは気をつけていても事故につながりかねません。将来を見通して地域の広場、公園の確保に全力を挙げていただきたいのでありますが、当然当面は無理のようでありますので、ぜひともこの老人広場、名前ももっとスマートなシルバープラザでも結構でありますが、このような制度の創設はできないものか、御要望を兼ねて御所見をお伺いいたします。
最後に、紙おむつの無償給付について。
昨年6月定例議会におきまして初質問で紙おむつの支給をお伺いいたしましたが、そのときの答弁は、現行の給付制度の中では困難である、でございました。現在の日常生活用具給付事業で62年度の実績を見ますと、寝たきりの方々が対象となるものでは、エアーパットが15個、特殊寝台が9台、浴槽が3個、湯沸かし器、マットレスが各1つでありました。この数字にはいろいろな見方ができると思われますが、今ここにきましてひとつ用具の見直しが必要じゃないかと考えます。国の方も医療費控除などを導入してきて、この紙おむつにつきましても一歩前進の体制になってきておりますけれども、この紙おむつの支給も、対象を絞るとか、また数の制限なども含めて、用具の見直しとともに考えられないものか、お伺いいたします。もし困難であるのならば、その理由をお知らせください。
以上です。

○議長(片山仁君)
当局の答弁を求めます。

◎市長(松本一君)
吉田議員の御質問に対しましてお答えをさしていただきます。
国内の都市間交流についてでございますけれども、御指摘いただきましたように、最近全国的にいろいろなきっかけから都市縁組が図られて、活発な交流が行われておりますのでございます。
本市におきましても、東瀬戸内海沿岸都市協議会加盟の11都市の市民の皆さんが、市民レベルでこのスポーツ交流やったり、あるいはまた文化交流等も活発に行われておるわけであります。また、後楽園と釧路市のタンチョウヅル自然公園のツルが取り持つ御縁がございまして、景山議員からもお話がございましたけれども、釧路市との交流事業が活発に行われております。また、長年林業事業関係で培われてまいりました関係を基盤とする富村との市民レベルの各種交流も現在活発でございます。また、県内の他都市市町村のコミュニティー交流事業としてのコミュニティー組織の縁組交流というのが、大変これも活発に行われておるわけであります。私も何回かお供をしたことがございますけれども、本当に親しい関係で密接な交流が図られております。
そういう事業によりまして都市間の交流が推進しておるわけでありますが、学術、文化、観光など各方面の都市間の相互交流を深めるということは非常に有意義でございまして、今後とも推進してまいりたいと思いますが、こういう事業の成否は何と申しましても市民の方々の盛り上がりということが非常に大切でございまして、これはいつも私申し上げとるんですけれども、やはり市民がコミュニティー協議会の交流事業なんかに行ってみますというとですね、本当にこう打ち解けて親しみがあふれるような、そういう雰囲気がつくり出されておるわけであります。こういうなのがこれから非常に大切じゃないかと、このように思うわけでございます。
今後とも市民の方々とともにいろんな角度から交流事業につきまして努力してまいらなきゃならないと思う次第でございますので、御理解をいただきますとともにいろいろと御示唆をいただきますようにお願いいたします。
その他につきましては担当からお答えさせます。

◎民生局長(木村公男君)
新総合福祉センターについて数点の御質問についてお答えします。
まず、有料のホームヘルプ活動と無償のボランテイア活動との実践活動でのかかわり合いはどうなるのかについてでございますが、有料のへルプ活動は所得税課税世帯の高齢者等に対しへルパー等を派遣し、身の回りの世話など生活の支援を行っております。ボランティア活動は、市民がお互いを尊重し、人間関係を大切にし、心を豊かにするという、支え合いの気持ちで活動しているものであります。これからは行政だけでなく、個人、家庭、地域社会が一体となり、相互の役割を時と場所によって効果的に生かしながら地域福祉をより一層進める必要があろうかと思います。
次に、福祉区と福祉事務所との関連はどうなのかについてでございますが、長寿社会対策を総合的に進めるには市民各層の生活要求を的確にとらまえて対応していかなければなりませんが、行政だけでなく相互の役割が時と場所によって効果的に生かせる地域での展開が求められているところであります。趣味の拡大、仕事、地域活動、社会奉仕などさまざまな生活要求に対応するためには、多様な情報、経験の交流、福祉の仕組みづくりの実践などを市民が体得していく場を、より小さい地域での活動の拠点として用意する必要がございます。そしてそれは施設、在宅サービスの総合性の核を目指しており、現在の福祉事務所の行政エリアを超えて、地域センターを核とした、人口10万人程度のエリアを一つのコミュニティー生活圏として地域福祉活動の推進を図ろうと構想したものが、リーディングプロジェクト推進計画の中で表現をいたしております福祉区の考え方でございます。また、福祉事務所とのネットワーク化は非常に重要であると考えております。
次に、地域センターの配置につきましてでございますが、地域センターの配置につきましては、立地条件として人口動向と将来の発展性、敷地確保の容易さ及び既存施設との連携等総合判断に立ちまして、早急に具体的に検討を行う必要があると考えております。
次に、夜間開設及び年中無休についてでございますが、夜間及び年間を通じた利用につきましては、施設の管理面等とのかかわり合いがございますが、できるだけ利用者の便宜が図られるよう検討していきたいと考えております。
次に、管理体制はどうなるのか、公社か第三セクターかについてでございますが、新総合福祉センター(仮称)につきましては策定委員会において専門家等を含めあらゆる角度から慎重に検討され、その報告を先月受けたところでございます。この施設が市民に親しまれ有効に活用されるためには管理運営にかかる点は非常に大きいと考えられております。管理体制等につきましては早急に検討組織をつくり、十分な検討を行っていきたいと考えております。

次に、県の相談窓口との関係、利用者の立場から利用しやすい窓口の一本化をについてでございますが、相談窓口につきましては、専門的な個別相談のほか、保健、福祉に関する総合相談窓口の開設を考えており、地域センターや福祉事務所等とのオンライン化によるネットワークについてもあわせて検討していきたいと考えております。
また、将来的には国の施設や県の高齢者総合相談センター等とのオンライン化につきましても、関係機関と協議していきたいと考えております。
次に、施設の名称はわかりやすい名称でについてでございますが、施設の名称につきましては市民に愛され親しまれるものでなければならないと考えております。
また、市民へのPR等も兼ねまして広く一般からの公募についても検討していきたいと考えております。
次に、桑野地区での先導的なまちづくりはどう取り組んでいくのかについてでございますが、桑野地区は、新総合福祉センター(仮称)を核として周辺の良好な諸資源を活用し、また高齢者、障害者への徹底的な配慮をした施設整備を行うとともに、一般市民が気軽に利用できるレジャー基地として整備することにより、世代間交流を初めとする各種の交流が可能な場所として、福祉とリゾートが一体となった先進モデル地区としたいというふうに考えておるところでございます。

次に、高齢者対策についての2点についての御質問にお答えいたします。
まず、老人広場制度創設についてでございますが、高齢者のためだけの広場の設置につきましては困難でございますが、地域社会における一体的な取り組みの中で公園や緑地、広場等との協調的な利用によって世代を超えた触れ合いや交流を深めていただきたいと考えております。
また、ゲートボールに関しましては、地元で場所の確保ができれば、コート整備のための山土の給付などを行っているところでございます。

次に、日常生活用具の見直しの必要性及びおむつを対象品目に加えて無償給付されたいについてでございますが、紙おむつの給付につきましては、国、県の補助制度もなく、現在ではかなりの財政負担となり、また使用済みのものの廃棄方法にも検討の余地があるため、現状では困難でございますので、御理解を賜りたいと思います。
また、日常生活用具の支給品目の見直しにつきましては、現在余り利用されてないものもございまして、必要性は十分感じておりますので、この辺につきましても今後検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。

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