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副議長(苦水重徳君)
次は、順序に従いまして吉田君。
◆(吉田政司君)
それでは本日の最後になりましたけども、いつもによりまして簡明に行います。
順序に従いまして、まず情報化時代への対応、ハイビジョン・シティー構想などから入ってまいります。 21世紀を目前にして時代を語るキーワードは高齢化、国際化、情報化であると言われております。高齢化社会に向けての福祉のあり方、また国際化に向けての我が岡山市の対応など、今議会でも数多くの方々が論議されているところであります。 私は特に高度情報化社会に向けての我が市の対応について若干の質問をさせていただきます。
時代は物から心へとか、工業社会から情報社会へと言われております。この情報という言葉には限りない魅力があります。がその反面、よくわからないところもまだまだあるように思えます。
昨年6月に取りまとめられた4全総においても、情報通信体系の整備の項目が上げられており、その中で、地域における情報通信基盤の整備として、テレビジョン放送の多極化、難視聴対策の推進、民間FM放送の全国普及、衛星放送の充実、ハイビジョンの普及等を促進し、地域に根ざしたサービスに留意しつつ放送サービスの高度化、多様化を図ると、地方の情報通信基盤の整備の重要性をうたっております。
特に情報の地域間格差の是正は大切な問題であります。すなわち、大都市に集中している文化、教育、商業機能等の効用を全国各地においてもひとしく享受できるようにする方途を提供することにより、地方の人々の情報のニーズにこたえるものであります。今後地域の高度情報化を促進し、いわゆる地域分散型社会の形成、国土の均衡ある発展をしていく上で重要な課題であります。この意味で、地方都市は高度情報化には真剣に対応していかなければますますその地域間格差は広がる一方で、取り残されていくのではないでしょうか。
今、国の方でも積極的に動き出しております。各省間競争の中で打ち出される数々の施策に振り回されるのではなく、主体的に対応をしていかなければならないと思います。
現在我が市で取り組まれている施策には、テレトピア計画があります。昭和60年3月に指定を受け、流通情報システム、観光情報システムの2つのシステムを導入し、キャプテンセンター岡山で事業が推進されております。御存じのように、キャプテンシステムは文字図形情報システムとも言われ、電話回線を利用して情報センターに蓄積された文字や図形の情報をリクエストによって利用者端末、いわゆるテレビ受像機に表示させるシステムであります。今では市内のあらゆる公共施設でもおなじみになっております。この岡山テレトピア計画では、活力と安定の中核拠点都市を実現するために、地域産業全体の振興を図る。大規模プロジェクト及び地域特性から見て、観光、レクリエーション機能の充実を図る。そして、地域に根ざしたスポーツ、文化都市を達成するために、市民のスポーツ、レクリエーション活動の利便性の向上を図る。等の目標を掲げ推進されているわけでありますが、この目標に対しての進捗状況並びにその評価はどうかをまずお伺いいたします。
次に、郵政省が新たに企画推進しておりますハイビジョン・シティー構想、すなわち高度映像都市構想についてお伺いいたします。
ハイビジョンといいますのは、現行のテレビの解像度を飛躍的に向上させた品質のテレビのことで、高精細テレビジョンとも、高品位テレビとも言います。 その特徴はといいますと、まず1つは、走査線の数が従来のテレビの約2倍の1,125本ありまして、画面全体では約5倍の情報が詰め込まれることになり、その結果画面のきめが大変細かくなり、彩色の再現力が向上しています。これはそのパンフレットでありますけども、こういうふうに35ミリフィルムと同じような解像度といいますか、鮮明な画面がテレビで見られるようになってくるということであります。 次には、画面のサイズが縦横比が3対4から3対5.33と、映画スクリーンと同じような比率になり、視角──見る角度でありますけども、今までの10度から30度に広がって臨場感が一層深まるというものであります。 そして、テレビ画面を最もよい状態で見られる距離、最適視距離は、従来のテレビでは画高、テレビの画面の縦の長さの7倍とされていましたが、これが3倍になるので、近づいても画像がぼけないのが大きな特徴であります。 さらには、静止画像にしてもノイズが少ないので見やすい。映像をそのままハードコピーにできたりいろいろな映像表現ができるようであります。 私なども子供のころには近所にあるテレビをよく見に行ったものでありました。その白黒テレビはカラーになりました。初めてカラーテレビで見たあのプロレス中継の赤い血の色は今でも鮮明に覚えております。そして画面が今度はワイドになってまいりました。そしてチャンネルもふえました。そして、ついにこのハイビジョンテレビが登場となりまして、テレビ一つとってもこの技術の進歩というものは非常にすごいものがあると感じる次第であります。 このハイビジョンも秋に開かれるソウルオリンピックでも試験的に放送される予定になっておりまして、本格的な放送は昭和65年に打ち上げられる予定であります放送衛星3号を使って行われるようであります。
前置きが長くなりましたが、この郵政省が進めるハイビジョン・シティー構想は、昭和64年度から全国の多様な地域を10カ所モデル都市として選定し、ハイビジョンの技術を駆使して都市型映像基盤事業(仮称)を行うものであります。このため、この2月からハイビジョン・シティー構想懇談会が開かれており、今月にも中間報告があり、これをまって地方自治体の方も基本計画を作成するように聞いております。我が岡山市も指定の希望の手を挙げているようでありますが、どのような導入タイプを想定しているのでありましょうか。 例えば、今進められている総合福祉センターとタイアップさせて、高齢化への対応、福祉の充実が考えられます。
それから2点目としましては、医療面を考えますと、安心して住める都市の構築として、家庭医療サービス、レンタルヘルスサービスなどが考えられます。
3点目は、文化の振興、保存のためには映像による貴重な貯蔵品、美術品、伝統芸能等の紹介、また外国との映像ネットワーク、また映像図書館なども考えられると思います。
4点目には、教育の充実のためとしましては、画像利用による講義内容の充実、遠隔地ネットワーク講義なども考えられると思います。 このほかにもさまざまなタイプが考えられると思いますが、どのようなタイプを想定されてこのモデル都市指定の希望をされたのか、この構想の評価とあわせてお伺いいたします。
続きまして、冒頭にも触れましたが、急激に変化するエレクトロニクス技術の進歩に伴いまして、時代は高度情報化社会へと進んでおります。これに相呼応して国の方も各省が競って数々の事業を打ち出してきております。 例えて挙げますと、テレトピア、ニューメディアコミュニティー、グリーントピア、インテリジェントシティー、テレコムリサーチパーク、テレコムプラザ、スペースケーブルネット等横文字の連続でありますけれども、今後ますますこういった構想事業はふえてくるのは間違いないと思います。とはいいましても、この新しい情報革命の動きもごく最近のことでありまして、その実態はいまだ星雲状態であると表現する人もおりまして、よほど十分に研究し対応していきませんと、一つ一つにお金がかかりますので、大変なことになりかねません。国の打ち出す数々の事業受け入れの整合性をどのように考えておられるのか。また、高度情報化社会への対応をどのように考えているのかお伺いいたします。
続きまして、犬のふん害についてお伺いいたします。 私の住んでいる川東地区には犬を飼っているお宅が大変に多いように思います。この急速な市街化によりまして、ちょっと物騒であるということで犬を飼い出したとの話も聞いております。もちろん最近のペットブームの影響もあるのでしょうが、随分変わった珍しい種類の犬もよく見かけております。 そこで問題になっておりますのが、犬のふん及び尿による汚染、いわゆるふん害であります。言うまでもなく、犬はその習性で散歩をしながら自分の領域を確認するために大抵決まった場所にふん害をまき散らしてまいります。私も時々犬の散歩をさせながら見かけるのでありますが、農道などは絶好の場所なのでしょう。たくさんございます。農家の方々が草刈りをするときに大変困っているそうであります。そこでやむなく農道を舖装してほしいとの陳情になったと、そういう例もございます。せっかくの散歩コースも味気ないものになってしまい、まことに残念なことであると思っております。 犬には責任はないと思います。一部の心ない飼い主のせいで犬まで悪者にされては本当にかわいそうであります。 最近ペットを捨てる人がふえているそうでありますが、ある動物園の飼育係の方が、そんなことをするような人はペットを飼う資格はない、最初から飼わないようにしてほしいと、このようにこうテレビで見たことありますけども、全くそのとおりであろうかと思います。 あくまでも飼い主のモラルの問題でありましょうが、迷惑を受ける人はたまったものではありません。注意することもできぬままふん害に憤慨するのみであります。これに対して市はどのような対応をされているのでありましょうか。
県の方では、飼い犬取締条例がございまして、飼い犬が公共の場所及び建物を汚染したときには立入調査ができるということで、遵守規定を設けておりますが、このようにふん害が原因となって立入調査になった例はどれくらいあるのでありましょうか。
埼玉県草加市の場合は、その名も飼い犬ふん害等防止条例というものを昨年の11月より実施しております。この条例は、違反した場合には市長が指導勧告することができるというものでありまして、市民の意識は非常に上がっているそうであります。このような実態につきまして我が市はどのように考えているのか。また、今後どのような対応をするおつもりかお伺いいたします。
最後になりますが、倉安川の問題に若干触れてみたいと思います。 昨19日より水が入りまして、倉安川を初め農業用水は満々と水をたたえております。この時期になりますと思い出しますのは、あの忌まわしい浸水の不安であります。県の方では、現在百間川に接する東側の局部改修工事を進めております。と同時に、コンサルタントに倉安川全域の全体整備計画を依頼していると聞いております。岡山市としましてもこの整備計画がはっきりしないうちには地域の農業用水を含めて下水道計画の雨水対策も進めにくいのではないかと思うものでありますが、幸いにもう近年は浸水するような大雨はありません。であればこそ、今のうちに早急なる対策が必要ではないかと思います。 一部では倉安川改修に関しまして、西側緑道公園のようにするというような話も仄聞しておるわけでありますけれども、現在この倉安川の全体整備計画はどうなっているのかをお聞かせください。 以上です。(拍手)
○副議長(苦水重徳君)
当局の答弁を求めます。
◎市長(松本一君)
吉田議員の御質問に対しましてお答えをさせていただきます。
地域の総合的な情報化対策でありますが、最近では経済活動だけでなくて、個人生活の中にも情報が大きくかかわるようになっておりまして、さらに、いろいろなニューメディアも普及しようとしているところでございます。こうした状況のもとで、本市ではテレトピア計画、あるいはまた県が現在進めておりますニューメディアコミュニティー構想等を通じまして、市民生活の向上、地域産業の活性化に向けて鋭意取り組んでいるところでございます。 御指摘の総合的な情報化対策につきましては、地域問の情報格差が少なくなるために、情報通信機能の集積や情報発信機能の整備が必要であると考えておりまして、今後とも国の各種の施策と整合を図りながら総合的に進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
その他につきましては担当からお答えします。
◎衛生局長(江尻堅君)
犬のふん害対策についてお答え申し上げます。 地域の環境美化の面からも公共用地上等の犬のふんの処理については苦慮いたしているところでございます。現状では飼い主のモラルの向上による以外には方法がないのが実情でございます。 担当課では環境衛生協議会の協力を得て啓発活動に努めております。具体的な活動といたしましては、町内会を通じ個々の家庭に犬の正しい飼い方について回覧いたしております。そして、犬の運動をさす公園、公道等に犬のぬんの処置は飼い主の責任で処理していただくように看板を立て、啓発に努めております。また、「市民のひろば おかやま」にも年2回犬の正しい飼い方について飼い主に呼びかけているところでございます。 一方、野犬のふん害を含め、野犬の取り締まりは保健所の管轄でございますが、岡山市では犬の発生源となる不要犬の引き取りにつきましては、毎月「市民のひろば おかやま」に掲載し、啓発に努めております。 また、保健所が行っております犬のふん公害汚染に対する立入調査では、61年度23件、62年度16件となっております。 その事後処理でございますが、広報車で啓発するとともに、現地に立て看板を立て、飼い主に協力を呼びかけております。 条例化につきましては、現在県の方に岡山県飼い犬取締条例があり、その中に飼い主の遵守事項として、学校、道路、公園、広場、その他公共の場所及び他人の土地、建物等を損傷させ、または汚染させないの項目があります。岡山市としても、それをもとに市民の啓発に努めているところでございます。 なお、岡山市といたしましては今すぐ条例化は考えておりませんので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。 以上でございます。
◎建設局長(森本隆也君)
倉安川の浸水対策について、県では倉安川の全体改修計画の中で、全体改修計画をどういうふうに考えているかという件についてお答えをさせていただきます。 倉安川につきましては、御指摘のように現在岡山県におきまして百間川柾木樋門から西へ約1キロメートルを第1期計画区間として河川局部改良事業で昭和61年度から用地買収を行っているところでございます。 御指摘の改修計画についてでございますが、県では海吉から平井までの延長6.3キロメートル区間の全体計画案を現在策定中でございまして、案がまとまり次第、岡山市及び地元の皆様へも説明をし、協議する予定であると伺っております。 なお、緑道的整備を前提とした改修計画につきましては、用地買収などとの関連も生ずるというようなことで、現段階では困難であるというふうに伺っております。 以上でございます。
◎参与(井堀晃郎君)
情報化時代への対応についてお答えを申し上げます。
まず、テレトピア計画の推進についてでございます。 これにつきましては、第三セクター、キャプテンセンター岡山を設立をいたしまして、観光情報システムを中心として進めておりまして、昭和62年度中で情報提供者が24%、情報の蓄積量が81%、県内の利用が36%、それぞれ増加をしております。さらに、県外からの情報利用は約5倍にふえておるとこでございます。こうした実績から判断をいたしまして、徐々に普及、定着しているものと考えております。 また、当初予定をいたしておりました流通情報システムにつきましては、県の進めるニューメディアコミュニティー構想と競合するということから調整を行っておりましたが、近く設立をされます岡山広域産業情報システムとキャプテンセンター岡山と互いに協力しながら推進することといたしております。 次に、ハイビジョン構想についてでございますが、現在郵政省がハイビジョン構想懇談会を設置して検討中であり、ただいま御質問の中でも御指摘のとおりでございます。近く中間報告が出される予定でございます。 この構想は大画面、高画質、高音質という特徴を持つハイビジョンを市民生活や地域社会に取り入れ、地域の特性を生かしながら活気と潤いのある都市を構築しようとするものでございます。 本市といたしましては、近く発表されます中間報告に基づきまして教育、文化の充実や流通の支援等を中心としてハイビジョンを活用した計画を検討してまいりたいと、このように考えておるとこでございます。 以上でございます。
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