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議長(片山仁君)
次は、順序に従いまして吉田君。
◆29番(吉田政司君)
本日最後になりまして、お疲れでしょうが、簡潔に行いますので、いましばらくよろしくお願いいたします。
最初に、昨年毎日新聞社が建設省の後援で感想文を募集いたしました。そのテーマが高齢化社会とこれからの住まいでありました。そこで、見事建設大臣賞を受賞した作品の題名が、ケアつき集合住宅こそでありました。400字詰め3枚の小論文でありますが、その趣旨は、最近の核家族の流れが3世代同居の時代といって、大家族主義へ回帰しようという流れに変わりつつあると、これをネオファミリズム、新家族主義の台頭と表現する人もおりますが、こういう時代にあってふえるひとり暮らし老人対策として、いわゆるノーマライゼーションの精神でケアつき集合住宅を提唱しております。
社会保障制度審議会が、老人福祉のあり方と題する建議を発表し、中間施設の導入を提案し、議論されてきたわけでありますが、この小論文の受賞を見ましても、これからはケアつき住宅の必要性は現実味をいよいよ帯びてきていると思います。
札幌では身障者向けのケアつき住宅が既にありますが、そこでは重度の身障者がさまざまな困難を乗り越えながら地域で自立した生活に挑戦しているのです。
さきの12月定例で我が党の福原議員が、平井の市営住宅の建てかえに際してケアつきの住宅を導入してはどうかとの提案がございました。それに対して友楽園の建てかえ計画に当たりましては関係部局とも十分協議してまいりたいとの御答弁でありました。
友楽園の建てかえにつきましては、地域開放を考えているとのお話も伺っておりますが、むしろ平井の住宅にケア機能を付して、友楽園が地域に出ていく考えはできないのかと思います。「さわやかシルバーライフ岡山」高齢者福祉中期構想の中の中間施設の整備も、デーケアの整備促進となっております。いわゆるケア、介護と住宅の中間施設の考え方として、住宅の側に近い中間施設というものは考えられないのでありましょうか。関係部局とのその後の協議の経過とあわせまして当局の御所見をお伺いいたします。
次に、福祉電話についてお伺いいたします。
この福祉電話は、ひとり暮らし老人、在宅の重度身体障害者の方々に対し電話により安否の確認、各種の相談を行う等のサービスを提供するため貸与されているものであります。しかし、最近この設置に大変時間がかかっているとの声を聞きます。安否の確認等を考えますと速やかな設置が必要と考えますが、この辺はどうなっているのかお伺いいたします。
続きまして、精薄者の方々の通所の際のバス代についてお伺いいたします。
これらの方々は施設への通所する場合には必ず父兄等の付き添いが必要で、2人分のバス代が要るわけであります。バス会社の方でも割引などはできないとのことでありますが、何とか市の方で、いろいろ考え方もあると思いますけども、何とか市の方で援助できないものか、御所見をお伺いいたします。
続きましてごみ対策について伺います。
今定例会議でも冒頭よりごみの処理問題については何回も取り上げられており、ごみ処理問題の将来を危惧する声は高まってきております。今年度末には基本計画もまとめられるわけですが、焼却場の問題、埋立地の問題、今のペースで果たして間に合うのかどうか、期間といいますか、その辺の見通しについてお伺いいたします。
次に、新年度予算でもごみ処理対策費に資源ごみ回収報奨金、コンポストによる生ごみ減量化、分別収集啓発用バインダー作製費等新規予算がついております。ごみの発生源対策といいますか、家庭の生ごみの減量化、分別の徹底は市民の協力が必要であります。バインダーによる啓発、空からのPRと、啓蒙運動をされるようでありますが、日常生活にあってなれとは恐ろしいものでありまして、その持続的効果は大変難しいものであります。
話はちょっとずれるかもしれませんが、昨年サンノゼ市との姉妹交流30周年の式典に参加さしていただきましたが、向こうの方の町は余りごみが落ちておりませんでした。自由と規律と申しますか、社会の一員としての自覚が日本とは違うように感じたものでありました。
まず正確なごみ処理の現状のPR、市民の協力意識の向上のために、大人への啓蒙とは別に子供への教育、啓蒙活動が大切なことは論をまちません。親への子供からの影響もばかになりません。
そこで、現在の学校教育の中ではどのような措置がとられているのかお伺いいたします。
2つ目は、子供たちのボランティア活動の育成が大切に思いますが、現状はどうか、またどのように推進していくのかお伺いいたします。
3つ目は、子供のごみ問題シンポジウム、子供サミットと、名称は何でもいいと思いますが、ごみの問題、モラルの問題を子供の側から提言するような会議を設けてはどうかと思います。御所見をお伺いいたします。
続きまして、公園の整備についてであります。市制100周年事業としてセンチュリーパークの整備を進めているところであります。市民の期待も大変大きいものがあります。しかし、市民の公園と言われながらも、市外、県外、そして国外からの集客施設の感が強く、それはそれでいいと思いますが、私が心配いたしますのは、この余波を受けて従来の公園整備がおくれるようでは困ると思うのであります。この辺どのようにお考えになっているか、御所見をお伺いいたします。
次に、都市化の進む中で地域交流の広場としての公園の要望はますます大きくなっております。それとは正反対に用地の確保もますます困難になってきております。新年度の予算も市長は、市民の最も要望の多い土木費などには重点的に予算の配分をされており、大変ありがたいことと思っております。
そこで、公園、遊園地、ちびっ子広場は年々どの程度増加しているのか、また新年度予算は前年度比でどのようになっているのかお伺いいたします。
次に、これは地元の中学生の要望でありますが、最近スケートボードが大変盛んになってきておるようです。残念ですが、その遊び場は道路になっているようであります。このスケートボードのできるような地域の公園はできないものか、またそのようなスペースはとれないものか、当局の御所見をお伺いいたします。
続いて、百間川緑地整備計画が検討されておりますが、これも市民の待ち望むところであります。幼児から高齢者まで楽しめるこの計画は、自然の広場を中心にしたゾーン、親水の広場を中心にしたゾーン、遊びの広場を中心にしたゾーン、運動の広場を中心にしたゾーンと、4つのゾーンに区分して計画が進められておりますが、現在県と市の事業分担はどのようになっているのか、この検討状況をお知らせください。
最後に、図書館について若干の質問をさせていただきます。
昨年の初質問でも図書館は文化のバロメーターであると申し上げました。新年度の図書館資料費は6,600万であります。これを岡山市の人口で割りますと、1人当たり114円ですか、になると聞いております。また、この図書館をよく利用する知人にも、例えば法学セミナーという雑誌は文化センターに行けばあるが、法学教室はないと、何とか置いてもらいたいと、このような要望などをよく聞きます。まだまだこの予算は少ないのではないかと思いますが、市長はこの辺の予算をどのようにお考えなのか、御所見をお聞かせください。
次に、県立図書館も設置に向けて検討されております。市の図書館との関連でも非常に関心が高いところでありますが、現在どの程度検討が進んでいるのかお聞かせください。
次に、最近本屋さんに行きますと、店頭にカセットブックがかなりのスペースを占めて並んでおります。アメリカなどでも車のカーステレオで経済関係のカセットを聞いているビジネスマンが非常に多いそうであります。時の流れとともにいろんなものがはやるものであります。
現在、図書館でも身障者用の方に既製のもの約100本強、ボランティアによるものが500本程度あるようでありますが、この本数をもっとふやせないのか、また身障者の方々に支障のないようにして一般への貸し出しはできないのか、お伺いいたします。
最後に、開館時間の延長の問題であります。さまざまな問題があると思いますが、当局の姿勢について御所見をお伺いいたします。
以上です。
○議長(片山仁君)
当局の答弁を求めます。
◎市長(松本一君)
吉田議員の御質問に対しましてお答えをさしていただきます。
まず、公園整備についてでございますが、本市は豊かな水と緑に恵まれておりまして、市民に親しまれておりますとともに、その生活に潤いと安らぎを与えております。都市のアメニティーを確保するという上で公園やまた緑道、そして緑地は欠くべからざるものでございまして、今後も積極的に整備してまいらなければならないと考えております。
62年度6月補正後と63年度の当初予算を比較いたしますと、緑道緑地の整備や、また維持管理を行うための公園費では約14%増となっております。また、児童遊園地、ちびっ子広場の整備や維持管理を行うための児童遊園地費では約11%増と、前年に比較いたしまして事業費増を図りながら公園等の箇所数の増加や施設の充実に努力してまいりたいと考えておりますので、御理解いただきたいと存じます。
次に、百間川の緑地整備でございますが、歴史的並びに自然的にも特色のある百間川の特有の個性を十分生かすとともに、百間川が住民のコミュニケーションの場として四季の移り変わりが楽しめるように、また広大な空間を水と緑のオープンスペースとして整備、利用していく考えでございます。
百間川高水敷利用計画検討会最終報告及び百間川緑地整備計画委員会の試案をもとにいたしまして、今後は緑地等整備の都市計画決定を昭和63年度中に行い、建設省の百間川改修工事が完了したところから、国、県、市で昭和64年度より緑地等の整備を推進してまいりたいと考えております。
その他につきましては担当からお答えいたします。
◎民生局長(木村公男君)
福祉行政について3点の御質問にお答えします。
まず、養護老人ホーム友楽園建てかえに当たり、平井団地のケア機能は考えられないかについてでございますが、老朽化が進んでいる養護老人ホーム友楽園の建てかえ計画では、まず入所老人処遇の向上を図るため、安全性、快適性等に十分配慮していかなければならないと考えております。
また、近年国の施策においても入所施設である養護または特別養護老人ホームにおけるデーサービスセンターの併設等、地域福祉推進への役割が求められているところであります。
平井団地の高齢者に対する在宅ケアについては困難な点が多いと考えられますが、昭和63年度において建てかえに当たっての具体的な調査研究を行うこととしているため、地域に愛される施設について十分検討していきたいと考えております。
次に、福祉電話の設置についてでございますが、福祉電話の設置につきましては新規申込者に対しまして調査を行い、必要性の高いものから順次、各福祉事務所における手持ち分及び新規購入分と両面で対応いたしておりますが、申込者も年々増加傾向にあり、設置までに相当の期間がかかり、大変御迷惑をおかけいたしておりますが、今後は予算面あるいは各福祉事務所間の連携を密にして迅速に対応してまいりますので、よろしくお願いいたします。
次に、精神薄弱者施設への通所に要する交通費の助成についてでございますが、現在内部障害者を除く身体障害者の方々にはバス運賃の割引制度がございますが、精神薄弱者の方々にはございません。そのため施設通所に要する交通費は全額本人負担になっております。これの助成につきましては今後他都市の状況なども調査しながら研究してまいりたいと思います。
なお、今後とも精神薄弱者の方々に対する運賃の割引制度の創設を関係方面へ要望してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
◎建設局長(森本隆也君)
まず、公園整備についてのうち公園、遊園地、ちびっ子広場等は年々どの程度増加しているかという点からお答えをさしていただきます。
まず、それらの総数でございますが、昭和50年度335カ所、55年──5年置きに初めはなっておりますが──570カ所、60年度が724カ所、61年度が759カ所、62年度が780カ所ということで、50年と比べますと約2.3倍の数字となっておりまして、年々増加しておりまして、今後も鋭意努力をしてまいりたいと思います。
それから、答えが順序が若干逆になりますが、チボリ公園等とは別に地域市民に密着した公園につきましては、今後も努力して進めてまいりたいと考えております。
それから、スケートボードのできる公園等をつくってはという御提案でございますが、地域に密着した児童公園や児童遊園地は、専ら児童の利用に供することを目的に設置したものでございまして、スケートボードなどができる特別な広場を整備することは現時点では非常に困難ではないかというふうに考えております。
また、モデルケースとしてスケートボードのできる公園をつくってはということでございますが、実態を踏まえながら今後検討していきたいと考えております。
それから、百間川の緑地整備につきまして市長のお答えを補足して説明をさしていただきます。
まず、整備分担でございますが、4つのゾーンに分けて計画をされておりますけども、国、県とこれらの整備分担につきましては協議中でございます。
以上でございます。
◎参与(菱川公資君)
ごみの問題につきましてお答えさしていただきます。
まず、施設の問題でございますが、焼却場といたしましては現在岡南の環境センターと当新田焼却場がございます。当新田焼却場につきましては、43年の完成以来20年を経過し、老朽化が進んでおりまして、能力的にも限界に達しておるというふうに考えてございます。こういうふうな状況を踏まえまして、立地的なバランスや破砕分別の施設等の設置等も検討しながら建設用地の確保に努力をしておるところでございますが、なお引き続き努力をしてまいりたいというふうに考えてございます。
なお、埋立地につきましては、残容量も少なくなってまいりまして、現在交渉中の候補地はもとよりでございますけれども、それ以外にも検討しておる候補地も条件が整えば用地が確保できるよう一層の努力をしてまいりたいというふうに考えてございます。
次に、子供に対するごみの意識の問題でございますが、子供のときよりごみに対する認識を深めていただくというふうなことで、教育委員会の御協力をいただきながら、昭和55年より小学校4年の社会科の時間に、私たちの岡山という副読本で、市内のゴミステーションのことや、ごみ量、焼却施設等の学習をしていただいております。また、小学校単位での岡南環境センター等施設見学者等は年間約1万人ございます。これらはごみの搬入から焼却までの流れ、物の大切さ、分別収集の必要性等を、特に子供から親への啓発を目指して説明等を行って、意識の高揚に努めておるところでございます。
次に、子供の清掃ボランティア活動についてということでございますが、学校の通学路でありますとか、その周辺の清掃活動、あるいは古いお宮でございますとか公園などの清掃を行っておるというふうな小学校もあるというふうに聞いてございますけれども、こうしたボランティア活動の輪が広がることによりまして大人へのごみに関する意識高揚につながることは大変ありがたいことだというふうに思ってございます。今回の資源ごみ回収奨励金制度は、子供会も対象にいたしたいというふうに考えてございますので、そういう輪の広がりの一助にでもなれば非常に幸いかというふうに考えてございます。
次に、ごみに対する子供のシンポジウムを考えてはどうかというふうな御提案でございますけれども、このような御提案につきましては非常にユニークな発想であるというふうに考えてございますけれども、その方法とか対象、あるいはその呼びかけをどうしていくかというふうな、今後種々研究整理を必要とする部分もあろうかと思いますけれども、関係部局の意見も聞きながら研究をしてまいりたいというふうに考えてございますので、よろしくお願いをいたします。
以上でございます。
◎教育長(奥山桂君)
図書館の問題に関連しました一連のお尋ねにお答えを申し上げます。
第1は、昭和63年度予算では資料費として6,600万円の予定だが、少ないのではないかというような趣旨のお尋ねでございます。
資料費は昭和57年度は3,960万円でございまして、市民1人当たり71円でありましたが、中央図書館建設を機としまして年々200万円の増額をいただいております。63年度は先ほど申し上げましたように6,600万円ついておりまして、御指摘にもありましたように市民1人当たり114円ということになっておるわけでございます。これは類似都市に比較しまして決して低いという額ではございません。これからも資料の充実に向けて努力してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。
それから次は、図書館の蔵書構成につきまして法律関係の専門書が少ないのではないかというような趣旨のお尋ねでございます。
図書館としましては全分野にわたる蔵書に気を配りながら図書の購入をいたしておるわけでございます。選定委員会も開きまして蔵書構成のレベルを高めるべく努力をしているところでございます。
法律関係書につきましては、中央図書館に大学の実施します通信教育用専門書も配置をいたしております。あわせて雑誌も年次的に種類をふやしておりますが、さらに地元大学など専門書を所蔵する図書館とも相互協力を行いまして、リクエスト予約制度によりまして市民の皆さんの御要望に対応しておるわけでございます。御理解をいただきたいと思います。
次は、県立図書館の構想の現状はどのようなものなのか、市立図書館との役割分担はどうかというようなお尋ねでございます。
岡山県総合文化センター再編整備検討委員会からの答申におきまして、県立図書館として独立すべきであるという報告がされております。今後は県下の公共図書館がネットワークを確立しまして、それぞれが機能分担をし、県立図書館は県下の図書館の中核的存在として市町村の図書館をバックアップする役割を持つとともに、市立図書館においても各館の連携をさらに密にいたしまして、コンピューターオンラインシステムによりましてより速く確実な情報提供をできるように考えているというような状況でございます。
それから次は、カセットテープの貸し出しについてのお尋ねでございますが、まず障害者用カセットテープにつきましては、小説等の市販カセットを50本、それからボランティアの朗読奉仕によるカセットを500本保有しております。これらは障害者に限って録音時に作者の事前了解を得ておりますので館外貸し出しをしております。また、一般市民用、主として子供向けの昔話等でございますが、この一般市民用のカセットテープにつきましては、昔話等市販カセット120本を保有しております。これにつきましては、かつてCDやレコード等を館外貸し出しをしておりましたが、傷みが激しく、すぐ使用できなくなるということなどの経験がございまして、また、現在は数量的にも少ない実情にもありますし、複製されるおそれ、これは著作権法とも関連してまいりますが、複製されるおそれなどから館内使用のみを認めておる状況でございます。今後、資料の充実は図ってまいりたいと考えておりますが、館外貸し出しにつきましては、先ほど申し上げましたように著作権法との関係等十分研究しまして、慎重に対応する必要があると考えております。
最後は、中央図書館の開館時間の延長はなぜできないのかというお尋ねでございます。
昨年6月議会で内田議員にお答えをいたしましたとおり、図書館の時間延長につきましては職員の数、サービスの質、経費等の問題で難しく、実施は困難と考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。
日ごろ、勤務等のために利用しにくい方々のためには土曜日、日曜日ともに6時まで開館するなど配慮をいたしておるところでございます。
以上でございます。
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