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公明党岡山県議団の吉田でございます。通告に従いまして順次質問をしてまいります。
まず,当面の最大の課題であるデフレ解消の対策も政府で決定されましたが,必ずしも効果が期待できるものではなく,既に次の対策の声が上がっております。
また,折しも鈴木宗男議員による外務省問題は,新年度予算をカタに証人喚問問題にまで発展しており,政・官・財の問題も改めてその事実にうんざりする思いであります。
さらに加えて,雪印食品問題などに至っては,日本社会の体質の根深さの表出とでもいうのでしょうか,日本の現状の改革の難しさを改めて露呈いたしました。ある人が言っておりましたが,うそつきばかりの社会にどうやってまじめに生きることができるのかと,子供たちに対して現実とは違う正論を幾ら教えてもだれも信じるわけがない,私も全く同感であります。なぜ,このような日本になってしまったのか議論百出でありますが,どうもこれといった決定策や実効性ある政策が打てないまま,ただ時間が過ぎ去っているわけであります。私も含めましてふがいなさを実感する毎日でありますが,あきらめるわけにもいきませんので,ない知恵をさらに絞って頑張ってまいりたいと,このように思っております。
そこで,まず雇用対策ですけども,先日の発表によりますと,1月の完全失業率は5.3%と数字的には若干の改善を見せておりますが,3月危機説など不安材料はいっぱいであります。岡山県の最新の雇用状況はどうか,商工労働部長にお伺いいたします。
の春闘でも課題になっておりますが,雇用を少しでも多くの人たちが分かち合えるようにとワークシェアリングの考えのもとに新たな雇用対策が話題になっております。限られた雇用を現在の労働人口で新たな形で分かち合う仕組みとして浮上している考えです。本来新しい仕事,すなわち雇用の創出が急がれるべきところでありますけども,実際は倒産を防止をしたり,新たなリストラを生まないようにすることも急務になっております。また,職業訓練を受けても仕事がないことには,学んだ能力を発揮する場はありません。この意味でも,現在ある仕事をできるだけ分かち合っていくというこのワークシェアリングの考え方は有効な方法であると思っております。
20年前からこのワークシェアリングに取り組んできたオランダは,20年前の11%の失業率を2%台にまで改善しているそうであります。このオランダをまねるには税制や社会保障の整備など国レベルの取り組みが欠かせません。
パートタイムは簡単な仕事という認識から,現在では中堅どころの管理職の登用も日本でも実現をしてきております。時間給などでの待遇比較を見ますと,オランダがフルタイマーの93%に対し日本は56%という,こういった現状は改善されなければならないと思います。オランダの場合でも,週4日間の仕事で,残りの3日を自己研さんやまたさらに趣味を生かした仕事をするなど,新しい生き方を実現している方もいるようであります。今後の議論に期待をしたいところでありますが,正社員に比べて待遇の悪いパートタイマーへと雇用形態は移行している中で,この待遇を保障することにより新しい雇用形態も,オランダなどを見ておりますと,日本でも実現可能ではないかと思っております。このワークシェアリングも,言ってしまえば,少なくなった仕事を変わらぬ労働者の数の間で分け合うというものであります。知事も雇用問題は全力で取り組むと言われておりますが,きょうの糧を具体的に提供できるような手を打つべきであります。
また,雇用問題は国の問題というだけではなく,地方自治体でも取り組める問題もあります。現在,どの自治体でも非常勤や嘱託制度を設けております。正規の職員ではないけれども,その能力,経験を生かして県の仕事に貢献をしてもらっております。また,最近特に問題になってきております外郭団体にもそういった場はあります。
今回,私は,先ほど申し上げましたようなワークシェアリングの考えに基づき,この非常勤や外郭団体で働いている方の中でも特に,既に年金をもらっているOBの方は,昨今の厳しい失業状況の中で子育てや住宅ローンに苦しんでいる,特に50歳前後の現役の方々にワークシェアをすべきと考えます。もちろん,年金生活者の経験や能力を安い賃金で活用するこの非常勤制度も十分意味があると思います。ここでは期間などを限定してでも,この何年間かを社会全体で乗り切るためにも,この提案を推進していただきたいと,このように思います。さらに,県が率先して実施するとともに,各市町村などにも推奨すべきだと考えます。総務部長の御所見をお伺いしたいと思います。
次に,夢づくりプランについてお伺いいたします。
向こう5年を見据えての夢づくりプランを取りまとめられました。一読して,基本的な考え方や時代認識と課題はしっかりと取りまとめられていると思います。現状を展望すればだれしも同じような結論になるのではないかと思いますし,常識的なプランになっていると思います。目指すべき岡山の将来もグランドデザインで示されております「新世紀おかやまの具体的な姿」の5項目も妥当ではないかと思っております。ただ,言葉で表現すればこのとおりではないかと思いますが,目指す社会のありようや達成のためのその方法にはさまざまな道筋があり,現在の危機的な状況を考えるときに,相当にきめ細かくまた用意周到に取り組む必要があると思います。
自治体の計画も「心」の問題が取り上げられる時代に入ってきたのかと感慨深いものもあります。余りにも重要で,また高尚な課題であるだけに,目標を掲げるだけで何も実現されずに終わってしまうのではないかと心配にもなります。借金をして箱物をつくり,いろいろな場所づくりがこれまでの行政であったとしたら,これからは多くの金はかけられないがいろいろな機会を提供する,これがこれからの行政じゃないかと思います。こんな行政には魅力を感じない方々もいるでありましょう。それだけに多くの困難が待ち受けていると思います。しかしここまで来ましたら,ライフスタイルを変えていくような政策の必要性は避けて通れないものだと思います。
また,このプランの説明のときにも,青少年の健全育成ともいえる「子どもがのびのび育ち,誰もが個性や能力を最大限に発揮できる社会」を一番に掲げられたことは私にとっても画期的なことであると評価したいと思います。私の友人たちに聞いた範囲でも,財政も厳しく先行きの展望のない現在では,教育問題で足元を固めることが何よりも優先されるべきであると,こういった多くの声がありました。この意味で,このプランの理念は,うまくいけばすばらしいものになると思いますが,一歩間違えばただ絵にかいたもちになり得る性格の計画と思います。
まずはグランドデザインですが,「『心』の充足感を重視し」とは具体的にはどういう意味になるのでしょうか。本来心の充足は個人の姿勢や境涯の問題であり,他人に強制されるものではありません。あえて,県の政策でいえば,施設などの箱物づくりには限界があり,そのような施設を利用しないでもそれに取ってかわる何かを想定しているのでしょうか。岡山に住めば,そのような施設的には他県にまさることはないが,それに取ってかわる生き方ができる,満足して生きることができる,そのような何かを想定しておられるのでしょうか,それは何かをお伺いしたいと思います。
さらには,「県民の『心』が互いに通い合い,それが社会システム全体に浸透し,広がっていく地域づくりを行うことが極めて重要となる。」とはどういう意味になるのでありましょうか。県政推進の指針にある「協働」と同じ意味になるのでしょうか。「県民力を結集する」といいましても,県民のいかなる力を指しているのでしょうか。皆で協働して頑張るとは確かに私もそう思いますし,美しい言葉ではありますけども,この力は何を意味しているのでありましょうか。税金でも保険料でもない,県民の労働力でしょうか。昔,税金の取り立てでも租・庸・調という制度がありまして,その中に雑徭という労働奉仕という仕組みがありました。最近のアダプト制度などは,私はもちろんいい制度とは思っておりますが,要するに,本来税金で整備される河川や道路の清掃を,ボランティアという形をとりながら県民の労働奉仕にかえていると言えるのではないでしょうか。金がないなら汗を流すのもいいことだと思います。それとも,現在県の行う施策にはまだまだ県民が非協力的であるということでしょうか。県民挙げて協力的な社会システムということでしょうか。確かに社会システムの改革は重要であると考えますが,ここでいう新たな社会システムとは改めて何かをお伺いしたいと思います。
次は,プログラム推進のための快適生活指標の設定の仕方であります。いわゆる行政評価の中での政策評価に当たると思います。これも,こういう設定をしたことに対しては評価をしたいと思います。目指すべき社会実現に向けてここに掲げられた72の指標はどのような意味があるのか,その中の幾つかについて以下具体的にお伺いしたいと思います。
いろいろなパターンの指標がありますが,一番わかりやすいのが,児島湖の水質の向上や刑法犯発生件数の抑制などで,指標としても大変厳しいと思いますが,趣旨に沿った目標設定であると思います。
しかしまず,ここで取り上げたいのは,プラン体系第1の「子どもがのびのび育ち,誰もが個性や能力を最大限に発揮できる社会」の快適シーンの指標であります。
まずは,「様々な体験学習に参加した青少年の数」でありますが,約7万人から10万人にするというこの指標であります。体験を通して子供にさまざまなことを学ばせることはだれもが認めることであります。しかし,この10万人にはどのような意味があるのでしょうか。しかも,ここでいう体験参加は県下の公民館活動の参加者の数と伺っております。公民館活動は本来市町村の仕事であり,その参加者数をカウントすること自体県の施策なのかと,まずは思います。
次に,この7万人が10万人になるということで,どのような成果が期待できるのでありましょうか。私は,体験学習は目的によるさまざまな学習で全員が必ず参加するようにすべきであると訴えてまいりました。もとより,このような主張もまだ十分ではありません。ある学年が全員体験学習に参加したといっても,それはわずか一,二時間がせいぜいでありましょうし,しかも年に1回だけとか,このようなケースが多いと思います。このような体験学習は,確かに実施はされたといえばそうでしょうけども,果たして成果や効果があるのか,またあったのかとなれば甚だ疑問であります。そこにはある程度の体系といいますか,流れの中で積み上げ,また発展していくしっかりとした計画が必要であります。少なくとも,小学校の低学年では自然体験,高学年では農業体験,中学校では,このプランでも示されておりますチャレンジワークなどのような職場体験,高校生では,育児体験など年齢に沿った経験ができるようなカリキュラムが必要と思っております。さらに,清掃活動や施設の訪問などのボランティア活動も欠かせません。ほったらかしとは言葉は悪いですが,与えられた一定の条件の中でマニュアルがない中で自分で考え,また遊んだりする施設が最近全国の傾向にもなっていると聞いております。ある友人で,キャンプなどの経験の豊富な方に伺った話でありますけども,この自然体験なども,ただ自然に浸るのではなく,例えばあの7年前の阪神大震災などを想定して,2日間ぐらいの日程で,もし突然の自然災害が発生した場合など,身の回りにあるものでいかにサバイバルできるかの体験などが必要であると指摘しております。あの阪神大震災のような災害が発生すれば,現在では2日か3日すれば全国から救援も届きます。まさかのときのこの1日か2日をいかに過ごすことができるのか,このような力が現代の子供やまた我々大人にもあるのでしょうか。災害に遭っていかに食糧を確保するか,いかにして暖をとるか,どうやって寝るのかなど,知恵を働かせられないときは2日ぐらい食事がとれないような厳しい体験が必要であると指摘しております。大人が企画したものは概して至れり尽くせりになっており,子供たちがみずから考えたり知恵を働かせることが少ないような企画が多いと指摘しております。このようなサバイバル体験などもぜひとも実施したらどうかと思います。せっぱ詰まった状態で初めて知恵を働かせることが本当の体験学習ではないか,このように思います。
話が脱線しましたが,もう一度,なぜ10万人なのか,その根拠と期待される効果をお伺いしたいと思います。
次は,「授業等を支援している社会人講師の数」です。1,000人に設定した意味をお伺いします。この数は県立高等学校数との関係性の中ではどのくらいになるのでしょうか。ただふやせばいいというものではありません。実際どのぐらいの配置が理想なのでしょうか。この5年間では予算的に1,000人ぐらいになるというのでしょうか。このように何かを配置する政策は,絶対数ではなくその割合といいますか,充足率などが必要になろうかと思います。この1,000人の意味をお伺いしたいと思います。
また次に,「学校生活に満足している生徒の割合」も指標としてはいいと思いますが,この75%という目標値にはどのような意味があるのでしょうか,お伺いしたいと思います。
「公的な生涯学習講座への参加者数」の100万人の意味もお伺いいたします。このように参加者の数を幾らから幾らにふやしている指標も散見されるのでありますけども,現在の94万人の参加者はどのような数字,意味になるのでしょうか。また,現在の講座に満足しているのでしょうか。参加者数などをふやす指標はこのあたりの分析がまず重要ではないかと思います。
この項最後に,子供の健全育成に関しまして,このプログラムの5年間の積み重ねで,果たして現在問題になっております不登校とか,いじめとか,退学,また学力の低下などが解消され,子供が伸び伸びと育ちゆくことができるのでしょうか。
以上,教育長にお伺いしたいと思います。
次に,プラン体系第5の「生活にゆとりと楽しさ,感動があり,交流が活発で,国内外から多くの人が集う社会」の中で「観光客入り込み数」でありますが,どのようにして増加させるのでしょうか。この数字の経済効果はいかほどなものかをお伺いします。
また,県内では盛んでありますけども,国際マラソンなど,定期的な国際的なレベルのイベントや全国大会などのイベントを開いて,観光客を呼び込むべきと考えますが,今後どのように取り組まれるのか,商工労働部長にお伺いしたいと思います。
3番目は,今回,このプランをもとに数人の意見を聞いてまいりましたけども,ITに象徴されるような基盤整備には積極的でありますが,いま一度手工業などの見直しを訴える意見がありました。国のものつくり大学ではありませんが,ものづくりの技術や技能を伝承していくことも重要であろうと思います。学歴社会などまだまだ解消されないと思いますけれども,知識だけではなく,技能や技術の習得が心から誇りに思えるこういった社会を大切にしていきたいものであります。また,日本に古来からある技術や技能も消えゆく産業として心配する声もあります。現代の産業社会にあって,ものづくりを支える職人の技術や技能は次の時代に引き継ぐ必要があると思いますが,どのような施策を行っておられますか,商工労働部長にお伺いいたします。
質問は以上であります。御清聴ありがとうございました。
知事(石井 正弘君)
公明党の吉田議員の質問にお答えを申し上げます。
新世紀おかやま夢づくりプラン」について,幾つかの快適生活指標に関する御質問もちょうだいをいたしましたが,まず,「心」の充足感についてのお尋ねがございました。このプランにおきまして描いております将来の岡山県の姿というものを幾つか申し上げますと,子供が家庭やあるいは地域,また学校,この連携の中で温かく支えられまして,伸びやかに成長しているような岡山。また,福祉の面で申し上げれば,助け合いあるいは支え合いの姿勢,あるいはその社会の仕組みの中で高齢者,障害者の方々が安心して生活することができるような岡山。さらには,環境の面で申し上げれば,自然とともに生きる喜びを実感でき,美しい地域社会の中で潤いのある生活を送っていくことができるような岡山。こういったような姿を展望しているところでございまして,いずれも人々の心の支え合いの中で安らぎのある生活ができる,県民の「心」の充足感に重点を置いた地域づくりというものを進めることといたしておりまして,その実現に向けた施策を幅広く展開をしてまいりたい,このことがこのプランの基本理念にあるわけでございます。
社会システムでございますけれども,これにつきましても具体例を交えて御説明申し上げますと,このプランにおきましては,地域の皆様方が学校教育へ参加をしていただきまして,子供さんたちを地域全体で教育をしていこう,支えていこうと,こういう取り組み。また,民間の協力を得ました高齢者,障害者に優しいまちづくりを推進をしていくこと。さらには,リサイクルなど資源循環型社会の構築を目指しての環境保全の取り組みを関係の住民の皆さんとともに行っていくこと。国体で申し上げれば,県民総参加によりまして「晴れの国おかやま国体」の成功を目指していくこと。さらには,御質問にもございましたが,道路や河川などのいわゆるアダプト事業を推進をしていただきまして,道路,河川の清掃等維持管理に御協力を願う等々,県民を初め民間と行政の多様な主体が役割を分かち合いながら,ともに手を携えて社会のさまざまな面で支え合い,そして助け合っていく,そういったような社会システムの構築を目指しているものでございまして,そのことをこの夢づくりプランの大きな基本理念の一つとして構築をしていこうと,このように考えているところでございます。
私からの答弁は以上でございます。
総務部長(西藤 公司君)
お答えいたします。
ワークシェアリングに関してのお尋ねでございますが,県の非常勤職員につきましては,退職者があり,新規に採用を行う必要がある場合におきまして,中には資格や専門的な知識を要するものもありますが,可能なものがあれば御提案の趣旨に沿った対応を図ってまいりたいと考えております。
また,外郭団体や市町村につきましては,それぞれの団体で判断されることではありますが,お話の趣旨は伝えてまいりたいと考えております。 以上でございます。
商工労働部長(島津 義昭君)
お答えいたします。
本県の雇用状況についてでございますが,労働局の発表では,対前年同月比で有効求人数が5カ月連続して減少した一方で,有効求職者数が11カ月連続で増加したことから,1月の有効求人倍率は対前年同月比0.13ポイント低下の0.68倍となったところでございます。
また,事業主都合による解雇者数が昨年10月以降連続して前年比大幅な増加となるなど,雇用情勢は厳しい状況となっております。
続きまして,快適生活指標の「観光客入り込み数」等についてでございますが,岡山ならではの全国一級の観光ブランドづくりを進めるとともに,来年の大河ドラマ放映,平成17年の岡山国体など全国的な話題を活用しながら,岡山の魅力をあらゆる媒体を通じまして,国内外に向けて効果的な情報発信を行い,観光客の増加を図ってまいりたいと考えております。
なお,2,700万人の目標達成時の経済効果についてでございますが,これは生産波及効果を含め3,000億円程度と推計しております。
また,イベントへの取り組みにつきましては,全国大会,国際大会に係る積極的な情報収集や誘致・開催を,庁内はもとより市町村等に働きかけるなど,今後ともイベントを通じた観光客誘致に努めてまいりたいと考えております。
続きまして,ものづくり技術等の伝承についてでございますが,お話のように,ものづくりを支える職人の技術や技能を次の時代に引き継ぐことは大切なことでありまして,このためには技能尊重機運の醸成を図ることが重要であると考えております。このため,毎年「岡山県技能祭」を開催し,作品展示や技能の実演を行うことにより,すぐれた技能に身近に触れる機会を広く県民に提供いたしますとともに,岡山県職業能力開発促進大会では優秀技能者を表彰するなど技術,技能の顕彰を行っているところでございます。今後とも,岡山県技能士会連合会等と連携し,こうした施策を充実することでものづくり技術や技能の伝承を図ってまいりたいと考えております。
以上でございます。
教育長(宮野 正司君)
お答えをいたします。
まず,夢づくりプランに係る体験学習の指標についてでございますが,県全体の児童生徒数は約24万8,000人でございます。現在,その約4分の1が身近な公民館でのさまざまな事業に参加しております。今後,これを3分の1の8万2,000人の参加へとふやそうと。さらに,中学生の職場体験学習であります「岡山チャレンジ・ワーク14」が今後全校で実施された場合の参加者が1万8,000人ということになりますので,これを合わせまして10万人の目標数値を設定をいたしたところであります。
県といたしましては,今後とも,地域における体験活動の機会の充実に向けまして,まずモデル事業といったものをやり,その実施と成果といったものを市町村での普及というものにつなげていこうと,こういうふうに努力したいと考えております。
次に,社会人講師数などについてでございますが,この目標は,お話のように県立高校で現在実施しております社会人講師活用事業の人数でありまして,目標値1,000人は,すべての県立高校が平均して月1回以上の講座を開講するものとして設定をいたしました。
この事業というのは,各学校がそれぞれの学科の特色などに応じまして開講するものでありますので,一律に理想の講師数というものを設定するのは困難と考えております。
さらに,学校生活に満足している生徒の割合につきましては,平成13年度の「高校生活に関する意識調査」に満足度の71%というのがあるわけですけど,これをもとにいたしました。ただ,この71%の本県のこの数字は,同じような他県の類似の調査がございますけれども,その結果と比べましても高いということもございまして,今後約1%程度の伸びを見込もうということであります。
次に,生涯学習講座への参加者数についてでございますが,この指標は,県内の公民館,図書館,博物館など公的な施設で行われております生涯学習講座への参加者数でございます。その動向を指標とすることは,生涯学習社会の本県での推進状況といったものを見る上では意義あることではないかと,このように考えております。平成12年度の実績が94万人となっておりますが,各施設の収容能力等も考慮いたしまして,県民の2人に1人が生涯学習講座に参加していただけるようにと,こういったものを想定いたしまして目標数値100万人と,このように設定をしたところであります。
最後に,子供の健全育成についてでございますが,お話の問題などを解決していくためには,学校はもとより,家庭,地域社会がそれぞれの役割を果たし,子供たちの豊かな人間性や社会性をはぐくむことが重要であると考えております。そのため,夢づくりプランにはさまざまな内容が盛り込まれておりまして,これらを推進していくことにより,学校,家庭,地域社会の温かい支えの中で子供たちが未来への夢や目標を抱き,生き生きと育っていく環境づくりが進みまして,そのことが子供の健全育成に資するんではないかと,このように考えておるところであります。
以上でございます。
1番(吉田 政司君)
もう若干だけ,申しわけありません。
非常勤職員の場合も,答弁ありませんでしたけども,ぜひ市町村にも,県内の雇用状況ということで推奨するように,これは要望しておきますので,県のお立場もあるかと思いますけども,よろしくお願いいたします。
それから,あと二点お聞きしたいのは,今回,この夢づくりプランを,この議会とかまたいろんな場で意見を聞かれてきたと思いますけども,結論的には,結局このまま決定されてしまうのでしょうか,この辺をちょっと今の状況をお聞きしたいと思います。
それから,先ほどの知事の答弁を聞いておりましたら,新たに,この夢づくりプラン自体の達成度といいますか,推進度をはかるようなそういった指標が要るんじゃないかと,こう思っておりますけども,私はあくまでも,今回のこの指標というものは批判的に見るのではなくして,あくまでもしっかりと大切に育てていく,非常にこういうふうに前向きにとらえていきたいと思っております。その意味で,どのような形で決定されるかわかりませんけども,あと中途での修正とか,もちろん下方修正もあり得ると思いますけども,下方修正等を批判的に見るのではなくして,まじめにローリングをしていくということが必要になってくると思います。そういったことも可能なプランであるとはおっしゃっておりましたけども,じゃ具体的にどのようにそういった修正とかチェックをしていくのか,また,できればそういう評価をする機関などをつくる必要がある,客観的な機関をつくる必要があると私は思いますけども,その点に対する今後のこのプランの持っていき方というものについてお伺いしたいと思います。
以上でございます。
知事(石井 正弘君)
吉田議員の再質問にお答えを申し上げます。
このプランにつきまして,ただいま本議会を初めといたしまして県民の皆様方の最終的な意見をお伺いをいたしております。それらを踏まえまして今年度中に最終決定をいたしたいと,こういうことでございます。
それから,このプランのこれからの達成度あるいは進捗度,こういったものを,いかにこれをチェックしていくかというお尋ねでありますけれども,これにつきましては,私直属の政策企画監というものを設置いたしまして,そして担当の部局であります企画振興部が中心となりまして各部局にマトリックス組織をつくって,これは各部局連携をして取り組むべき課題も数多くありますし,また市町村を初め県民の皆様方,各団体,NP_・ボランティアとともに手を携えて達成をしていくべき課題も数多くあるわけでございますので,それを毎年度,毎年度チェックをしていきながらローリングをしていって,そしてその進度というものを十分に見きわめながら,進度がおくれているものについてはさらに力を入れていくといったようなこと,あるいは県の予算をそちらの方に力を入れて応援をしていくと,あるいは市町村にその推進方について強く要請をしていく,各団体にはさらに頑張ってもらうと,こういったようなことで,みんなで手を携えてこの目標達成をしていこうと,こういったことで,このプランの目標達成に向けての推進体制をしっかりと強化していくことがこのプラン達成のために大変重要であると,このように考えておりまして,そういった面からも議会の皆様方の御理解と御協力を賜ればと,よろしくお願いを申し上げる次第でございます。 以上でございます。
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